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(12/21)次世代AIハードウェア入門~ニューロモルフィック、物理リザバー計算、インセンサコンピューティング、物理AI/ロボティクス/フィジカルAIへの応用など~

¥46,200 (税込)
受講形式アーカイブ配信

主催:株式会社情報機構(お申し込みは情報機構のページで承ります)日時:2026年12月21日(月) 13:00-17:00講師:九州工業大学 生命体工学研究科 教授 博士(工学) 田中 啓文 氏受講料…

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日時・受講料

  • 日時:2026年12月21日(月) 13:00-17:00
  • 【オンライン受講(見逃し視聴なし)】1名 46,200円(税込)/1社2名以上同時申込の場合 1名につき 35,200円
  • 【オンライン受講(見逃し視聴あり)】1名 51,700円(税込)/1社2名以上同時申込の場合 1名につき 40,700円

受講料・日程・割引の詳細と最新の情報は、情報機構のページでご確認ください。

九州工業大学 生命体工学研究科 教授 博士(工学) 田中 啓文 氏

セミナーポイント

■講座のポイント
生成AIや深層学習の発展に伴い、AIの計算量増大による消費電力の増加や、データ移動に伴うエネルギー損失が課題となっている。こうした課題を解決するアプローチとして、脳の情報処理に学ぶニューロモルフィック技術や、材料自体の物理的な特性を計算に利用するインマテリオ計算、物理リザバー計算が注目されている。本セミナーでは、次世代AIハードウェアの基礎から世界の研究動向、ナノカーボン材料を用いたAIデバイスの構築・評価までを体系的に解説する。さらに、インセンサコンピューティングによる触覚情報処理、マテリアル暗号、フィジカルAI・ロボティクスへの応用を取り上げ、材料の非線形性や記憶特性を活用した省エネルギー情報処理の可能性と、実用化に向けた課題・展望を紹介する。

■受講後、習得できること
・ニューロモルフィック技術、物理リザバー計算、インマテリオ計算など、次世代AIハードウェアの主要方式と特徴・課題
・ナノカーボン材料などの物理的特性を利用したAIデバイスの構築方法と、非線形性・記憶効果・再現性・消費エネルギーなどの評価指標
・インセンサコンピューティングによる触覚情報処理や、マテリアル暗号など、材料の計算機能を活用した応用技術と実装事例
・フィジカルAI・ロボティクスへの応用に向けた、材料・デバイス・回路の統合技術、実用化に向けた課題と今後の研究開発動向

■受講対象
・ナノカーボン材料などの機能性材料を用いた情報処理・電子デバイスの研究開発に携わる方
・ニューロモルフィックデバイス、物理リザバー計算など、次世代AIハードウェアの研究開発に携わる方
・AI半導体、エッジAI、省電力コンピューティングなど、AI処理の高速化・低消費電力化に向けた技術開発を担当する方
・センサ、電子デバイス、ウェアラブル、ロボットの触覚処理など、センシングと情報処理の融合技術に携わる方
・材料・デバイス技術の新たな応用先として、フィジカルAI、ロボティクス、ハードウェアセキュリティなどの可能性を探索する方

セミナー内容

1.AIハードウェアの現状とニューロモルフィック技術
 1-1.AIの社会実装と計算基盤の課題

  ・深層学習の進展とフィジカルAI、エッジAI・リアルタイム処理への需要
  ・データセンター電力の国際推計:2022年 約460TWhから2026年に1,000TWh超へ
  ・国内の電力需要見通し、ラック電力密度の壁(冷却と系統接続)
  ・データ移動に伴うエネルギー消費(チップ間では演算と信号伝送に100倍の差)
 1-2.シリコンCMOSの限界と非ノイマン計算
  ・フォン・ノイマンボトルネックと、その外に出る2つの道(デジタルの延長/アナログ演算の導入)
  ・アナログインメモリ計算の到達点──大規模集積、ファウンドリ製造、閉ループ化
 1-3.ニューロモルフィックアーキテクチャの全体地図
  ・3系統の整理:デジタルSNN型/アナログインメモリ型/物理計算・インマテリオ型
  ・主要プロセッサ(Loihi 2、SpiNNaker2、NorthPole、Akida ほか)とメモリスタ・クロスバー
  ・各系統の課題(SNNと誤差逆伝播の非整合、純アナログ実装の難しさとmixed-signal)
  ・材料の非線形性を利用する計算──「作り込まない」という選択

2.インマテリアル物理リザバー計算とナノ材料
 2-1.リザバー計算の基礎と理論

  ・リザバー計算の概念と、出力層のみを学習する枠組み(リザバー vs DNN)
  ・エコーステート性とカオスの縁
  ・メモリ容量(MC)と情報処理容量(IPC)、代表的ベンチマークタスク
 2-2.インマテリアル計算の特徴と実装方式
  ・非線形応答・履歴依存性・ゆらぎの役割と高次元写像
  ・物理リザバーの6系統:光/スピン/メモリスタ/ナノワイヤ・原子スイッチ/ソフトボディ/量子
  ・物理ノード方式と仮想ノード方式、タスク適応型物理リザバー計算
 2-3.世界の研究動向
  ・原子スイッチネットワーク(UCLA/NIMS)、ナノワイヤネットワーク(Sydney大)
  ・ドーパントネットワーク(Twente大)、回路・システム側からのアプローチ(Milano/Torino)
 2-4.AIデバイスに求められる物理機能とナノカーボン材料
  ・状態保持と可塑性、確率的応答・ノイズ機能
  ・ポリオキソメタレート/SWNT複合体の負性抵抗と分子ネットワークの動的特性
  ・ナノカーボン上の偶発性構造から脳型挙動が発現するということ

3.ナノ材料AIデバイスの構築・評価・実装
 3-1.デバイスの構築とAI機能

  ・SWNT/Por-POM ランダムネットワークの形成、電極設計とジャンクション密度
  ・3Dテンプレート法によるリザバーデバイスの3次元化
  ・非線形性と記憶効果、波形生成タスクのノード量依存性、2次元と3次元の性能比較
 3-2.性能評価の方法
  ・何を測れば材料の良し悪しが言えるか──非線形性・短期記憶・多様性・再現性
  ・ベンチマークへの批判的視点、「ノード数」の意味の違い
  ・ノード当たり/演算当たりの消費エネルギー評価
 3-3.他材料系との比較とシステム実装
  ・Ag/Ag₂S ナノワイヤ、SPAN+金ナノ粒子、強誘電体ドメインほかの成果一覧
  ・音声認識、データ拡張による分類精度向上
  ・材料で前段・既存デバイスで後段のヘテロ実装(Nature 645, 886 (2025))
  ・CMOS互換・ウェハスケール化、ばらつきと説明可能性への対応

4.インセンサコンピューティング、マテリアル暗号と応用展開
 4-1.センサとAIの融合

  ・従来型/near-sensor/in-sensor computing の3段階、データ移動を減らすことの意味
  ・視覚中心の主流に対する、触覚と短期記憶というアプローチ
 4-2.ナノカーボン触覚センサとインセンサ演算
  ・CNT/PDMSスポンジセンサの圧力応答と、トマト熟れ度判別への応用
  ・短期記憶性の測定、主成分分析によるパルス列の分離
  ・把持物体分類タスク(9物体)と、ロボット皮膚・ウェアラブルへの展開
 4.3 マテリアル暗号──材料の物理特性を鍵にする
  ・ハードウェアセキュリティの地図:TRNG/PUF/信号レベルのアナログ保護
  ・Ag/Ag₂S 素子によるIn-materio暗号化とNIST SP 800-22 評価
  ・エコーステートネットワークによる復号、PUFとの違いとモデリング攻撃への対応
 4-4.物理AI・ロボティクスへの応用と今後の展望
  ・フィジカルAIとVLAモデルの動向、材料AIデバイスが担う役割
  ・北九州モデルと産学官連携
  ・材料・デバイス・回路の統合と次世代AIハードウェアのロードマップ

<終了後、質疑応答>

出典:株式会社情報機構(https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AD261255.php)。掲載は情報機構との提携によります。

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