1.品質保証とは医薬品開発と品質保証を、規制対応ではなく、患者に医薬品を届けるというPurposeから捉える。 ・医薬品とは
・治験薬の品質保証とは
2.医薬品開発の基本―<目的>から始まるLifecycle Approach
Purpose、Objective、計画、実践、評価及びKnowledge形成を、一つの仕事の流れとして整理する。
・Lifecycle Approachを実践するための基本的考え方
・Purpose、Objective、達成条件、計画から実践・評価、改善・変更へ
・Knowledgeの科学的・論理的な形成、検証、更新及び統合
・開発各段階の意思決定とReviewにおけるQRM
3.ICH Q8以降のGuidelineが支えるLifecycle Approach
先に示した医薬品開発の仕事の進め方を、ICH Qシリーズがどのように支えているかを整理する。
・ICH Q10―製品Lifecycleを支えるPQS
・ICH Q8―製品・工程理解とQuality by Design
・ICH Q11―原薬及び製造工程に関するKnowledge
・ICH Q14―分析法開発に関するKnowledge
・ICH Q9(R1)―Riskに基づく意思決定とReview
4.開発ステージに応じた治験薬GMPと3極の考え方
日米欧の制度の違いを、開発ステージに応じた品質保証及び治験薬GMPの観点から整理する。
・開発段階に応じた品質保証・治験薬GMPとは
・日本、米国、欧州(EU)における変更管理
・WHOの治験薬GMP及びICH Q7 Chapter 19
・制度・手続の違いと共通構造
5.開発におけるKnowledgeの形成
承認取得に向けて、どのようにKnowledgeを形成・更新し、意思決定に使用するかを整理する。
・開発における変更の位置づけ
・GMP適用前を含むKnowledge形成の起点
・Data、Information、KnowledgeとEvidenceの関係
・KnowledgeとQRMの関係
・変更、逸脱、CAPA、Monitoring、監査等から得られるKnowledge
6.開発段階における変更管理
変更管理を単なる手続ではなく、Knowledgeを形成・更新し、次の判断へつなげる活動として捉える。
・変更とKnowledge形成の関係
・開発中の変更管理で重要な事項
・変更のWHY、仮説、影響、結果及び残された不確実性の記録
・開発段階におけるRisk判断のReview
7.事例を用いた検討
変更事例(モデル)を用いて、Knowledge形成、QRM、評価及び次段階への反映を一連の流れとして示す。
・分析方法に関するケーススタディ
・製造方法に関するケーススタディ
・(補足)保存・輸送条件又は容器施栓系に関するケーススタディ
8.Knowledgeの構成と実装―申請資料とGMP
開発で形成された共通のKnowledgeを、異なる目的・視点で、申請資料とGMPへそれぞれ展開する。
・申請資料とGMPに共通するKnowledge基盤
・Knowledgeに基づく申請資料の作成
・KnowledgeのGMPへの実装
・承認審査及びGMP実践からのKnowledgeの更新
・申請資料及びGMPにおけるWHYとEvidence
9.委託先管理―Technology TransferとProcess Validationを中心に
商業生産に向けて委託先を選定し、開発で形成したKnowledgeを移転先へ引き継ぎ、要求品質を再現できる製造体制を確立する。
・委託の設計―責任、Knowledge及びOversight
・双方向の情報品質とWHYの共有
・Technology Transferの目的
・Knowledge gapとQRM
・Process Qualificationと製造責任の移転
・Process Validationと継続的なOversight
10.Quality Culture
Science、Risk及びKnowledgeに基づく品質保証を実践するための組織的条件を解説する。
・原点、三つのベクトル及びQuality Culture
・個の力を組織の力へ変える構造
・QAの役割―自社及び委託先で適切な品質判断ができる状態をつくる
11.まとめ
Purposeから始まるLifecycle Approachと、Knowledgeを申請資料、GMP、委託先管理、Technology Transfer及びProcess Validationへ展開する品質保証の要点を整理する。
12.おまけ―AIとの付き合い方
AIを思考及びKnowledge形成の支援に用いる際の基本ルールと、人によるQCの要点を紹介する。
□質疑応答□