1. はじめに:現代の医薬品開発における上市成功の多義化と課題 1.1. 承認後の「価値ある薬」への道のり:アクセス・適正使用・定着の重要性
1.2. 薬剤を取り巻く環境変化:加速するHTA評価とRWEの活用要求
1.3. 本講座の目的:患者価値を核としたローンチ戦略設計へのアプローチ
2. 患者中心主義の再定義と「患者価値」の戦略的活用
2.1. 患者中心主義とは何か:Unmet NeedsからPatient Journeyまで
2.2. Patient Reported Outcomes (PROs) / Clinical Outcome Assessments (COAs) の選定と活用
2.3. 講師著書『患者中心主義の実践』にみる製薬企業の役割
3. 統合エビデンス計画(IEP)と臨床エビデンス計画(CEP)の全体像
3.1. IEP:承認・償還・ガイドライン・適正使用まで見据えた全体戦略
3.2. CEP:臨床開発の主要なエビデンス構築の枠組み
3.3. 両計画の連携とクロスファンクショナルな推進
4. 【開発ステージ別戦略】探索・PoC期:価値仮説とターゲット製品プロファイル(TTP)の策定
4.1. Unmet Needsの深度ある理解:患者・介護者インサイトの定性調査(KOL/患者インタビュー)
4.2. 競争環境分析とSoC(Standard of Care)評価:将来ニーズの予測
4.3. ターゲット製品プロファイル(TTP)への患者価値の組み込み
5. 【開発ステージ別戦略】P2期:対象患者の明確化とセグメンテーション
5.1. 対象患者の明確化とセグメンテーション:治療パスとサブポピュレーションの特定
5.2. 臨床エンドポイントへのPROs/COAsの適切な組み込み(規制・Payer要件)
5.3. 早期の市場調査(医師サーベイ等)による価値受容性の確認
6. 【開発ステージ別戦略】P3期:償還・HTA要件を見据えたエビデンス構築
6.1. 主要国(日本、欧州、米国)のHTA評価フレームワークとエビデンス要求の理解
6.2. 臨床試験デザインへのHTA/Payer視点の導入:比較対照薬、評価項目、サブグループ設定
6.3. RWEの潜在的活用領域の検討:外部比較対照、大規模集団での有効性・安全性評価
6.3. エビデンスギャップ分析と追加エビデンス(非介入研究等)計画策定
7. 【開発ステージ別戦略】申請~ローンチ期:アクセス・適正使用戦略の実装
7.1. 価格戦略と償還シナリオの策定とステークホルダーエンゲージメント
7.2. 適正使用ガイドライン・診断基準・資材の設計と医療現場への導入計画
7.3. 診断・検査戦略との連動:コンパニオン診断薬等との連携
7.4. 患者支援プログラムの検討と患者団体との連携
8. 【開発ステージ別戦略】ローンチ後:RWEによる価値検証と継続的最適化
8.1. 実臨床における有効性、安全性、患者体験、医療経済性評価のためのRWE活用
8.2. パーシステンス(継続率)とアドヒアランス改善戦略の立案
8.3. Patient Journeyの継続的なモニタリングと改善点の特定
8.4. Value Propositionの再評価とライフサイクルマネジメントへの接続
9. 市場・マーケティング調査の具体的な実施手法とデータ解釈
9.1. 定性調査(KOL/患者インタビュー、FGI)の設計と効果的な実施
9.2. 定量調査(医師/患者サーベイ)の設計、分析、仮説検証
9.3. 調査結果を戦略に落とし込むためのフレームワーク
10. RWE(リアルワールドエビデンス)分析の実際と戦略的活用
10.1. 主要なRWEデータソース(レセプト、DPC、電子カルテ、患者レジストリ等)の特性と選定
10.2. RWE研究のデザインとバイアス対策:限界と活用上の注意点
10.3. RWEによる価値補完・価値創出の事例検討
11. HTA(医療技術評価)分析の基礎と戦略的応用
11.1. コスト・ユーティリティ分析(CUA)の基本とQALYの概念
11.2. 医療経済評価モデル(CEモデル)の基礎知識と重要なインプットデータ
11.3. HTA評価における共通の課題と、それへの戦略的アプローチ
12. ローンチ戦略の統合:IEPへの落とし込みとロードマップ作成
12.1. 各ステージで得られた情報をIEPに集約する方法
12.2. ロードマップ策定:マイルストーン、KPI、責任範囲の明確化
12.3. クロスファンクショナルチーム(Clinical, HEOR, Market Access, Commercial等)との合意形成と連携
13. 質疑応答