| 発刊日 | 2017年6月28日 |
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| 体裁 | B5判上製本 297頁 |
| 価格(税込) | 60,500円 (税込) [ポイント還元 3,025ポイント~] 定価:本体55,000円+税5,500円 |
| 発行 | サイエンス&テクノロジー(株) 送料無料 |
データインテグリティにおける当局要求・不適合事例とその対策
発刊日 2017年6月28日 体裁 B5判上製本 297頁 価格(税込) 60,500円 (税込) [ポイント還元 3,025ポイント~]定価:本体55,000円+税5,500円 発行 サイエンス&…
【第1部】データインテグリティの最新動向 はじめに 第1章 データインテグリティを巡る各国規制当局の動き 1. MHRA(英国医薬品・医療製品規制庁)の動向 1.1 MHRAによる近年の査察状況レポート 1.1.1 全体の要旨 1.1.2 2013年のGMP査察状況 1.1.3 調査結果におけるクリティカル/メジャー不適合の合計数(2013年) 1.1.4 過去5年間の不適合の比較 1.1.5 不適合のトップ5 1.1.6 査察における今後の注目分野 1.2 MHRA GMP Data Integrity Definitions and Guidance for Industry March 2015の発出 2. WHO(世界保健機関)の動向 3. FDA(米国食品医薬品局)の動向 4. PIC/S(医薬品査察協定及び医薬品査察共同スキーム)の動向 5. その他のデータインテグリティに関連したガイダンス 第2章 データインテグリティガイダンスの概要 1. 「MHRA GMP Data Integrity Definitions and Guidance for Industry March 2015」の概要とその要点 1.1データインテグリティガイダンスの発出 1.2 ガイダンスの構成 1.3 「はじめに」の概要 1.4「データクリティカリティ(重要度)とインテグリティリスクの確立」の要点 1.5 「データの品質とインテグリティを保証できるシステム設計」の要点 1.6 用語の定義とその解説 1.6.1 Data(データ) 1.6.2 Raw data(生データ) 1.6.3 Metadata(メタデータ) 1.6.4 Data governance()データガバナンス) 1.6.5 Data Lifecycle(データライフサイクル) 1.6.6 Primary Record(プライマリーレコード) 1.6.7 Original record/ True Copy(オリジナル記録 / 真正コピー) 1.6.8 Audit Trail(監査証跡) 2. WHOのデータインテグリティに関するガイダンス 2.1 WHO「GUIDANCE ON GOOD DATA AND RECORD MANAGEMENT PRACTICES」の概要とその要点 2.2 「はじめに」とその要旨 2.3 「ガイダンスのねらいと目的」 2.4 「用語」の定義とMHRAとWHOの比較 2.5 「原則」 2.6 Appendix1(抜粋) 3. FDA「Data Integrity and Compliance With CGMP Guidance for Industry」の構成とその概要 3.1 「はじめに」の概要 3.2 「背景」の概要 3.3「質疑応答」の内容 4. PIC/S GUIDANCE「GOOD PRACTICES FOR DATA MANAGEMENT AND INTEGRITY IN REGULATED GMP/GDP ENVIRONMENTS」の構成とその概要 4.1 はじめに 4.2 目的 4.3 範囲 4.4 データインテグリティ調査結果に応じた規制措置 4.5 データインテグリティ不適合の改善 第3章 データインテグリティに関する取り組み事例 1. PDAアイルランド支部における「データインテグリティ」セミナー 2. 規制当局(HPRA)から見たデータインテグリティ 2.1 査察時の着目点 2.2 不適合の事例 3. 製薬企業におけるデータインテグリティの取り組み事例-1 -AMGENのQCラボにおけるデータインテグリティ実践的アプローチ 4. 製薬企業におけるデータインテグリティの取り組み事例-2 -NOVARTISのデータインテグリティ 5. FDA警告文書に見るデータインテグリティ関連指摘事項とその対策 6. データインテグリティに関する日本の動向 7. データインテグリティへの対応 -まず何をすべきか- おわりに 【第2部】データインテグリティ実施における留意事項 第4章 紙データ・電子データの運用/管理・移行 はじめに 1. データインテグリティにおける生データ 1.1 21 CFR Part 11以前の生データの考え方 1.2 電子データ・電子実験ノートの導入 1.3 データインテグリティにおける生データ 2. データインテグリティにおける生データの管理 2.1 生データの重要性 2.2 紙のデータにおける管理 2.2.1 ALCOA原則に沿った管理方法 2.2.2 データの削除と訂正に関する注意点 2.3 電子データにおける管理 3. データの保管と運用方法 3.1 紙のデータの保管と運用 3.1.1 容易に消すことができない仕組み 3.1.3 生データを含むすべてのデータの管理 3.1.4 保管場所 3.1.5 紙のデータの閲覧 3.2 電子データの保管と運用 3.2.1 電子データの取り扱い 3.2.2 データベースの構築 3.2.3 アーカイブとリトリーブ 3.2.4 バックアップとリストア 3.2.5 監査証跡 4. 紙のデータから電子データへの移行 4.1 電子化を始める前に 4.1.1 データに関する社内規定の確認 4.1.2 21 CFR Part 11と電子データの関係性 4.1.3 Part 11の対象となる組織 4.2 電子化の課題 4.2.1 電子化を進める前に 4.2.2 基本的な要求事項 4.2.3 既存の機器の確認 4.2.4 ハイブリッドシステムの注意点 4.2.5 システム更新の注意点 4.2.6 データの長期保管 4.2.7 既存の紙のデータの電子化における課題 5. 試験室におけるデータの取り扱い 5.1 分析プロセスにおけるデータの管理 5.2 得られたデータの仕組みと記録場所の把握 おわりに 第5章 監査証跡のレビュー はじめに 1. 試験業務に対する規制当局の指摘事項 1.1 FDAの指摘事項の分類 1.2 基本的な認識不足の問題 1.2.1 FDA Warning Letter 事例 No.1 1.3 機能欠如や設定不足と利用面での指摘 1.3.1 FDA Warning Letter 事例 No.2 1.3.2 FDA Warning Letter 事例 No.3 1.3.3 FDA Warning Letter 事例 No.4 1.3.4 FDA Warning Letter 事例 No.5 1.4 試験業務の信頼性への指摘 1.4.1 FDA Warning Letter 事例 No.6 1.4.2 FDA Warning Letter 事例 No.7 1.4.3 FDA Warning Letter 事例 No.8 2. コンピュータ化システムの特性と対策 2.1 コンピュータ化システムの基本特性 2.2 試験業務における性善説と性悪説 2.3 性悪説を前提としたリスク分析と対策立案 3. データインテグリティを脅かす事象への対応事例 3.1 バッチ分析を何度もやり直す 3.2 不都合がデータを「試し打ち」扱いにする 3.3 紙のレポートと電子記録の紐付け 4. 監査証跡のレビュー 4.1 分析システムにおける監査証跡の種類 4.1.1 分析システムの操作ログ 4.1.2 データの変更記録 4.1.3 分析シーケンスの記録 4.2 監査証跡の収集方法 4.2.1 分析システムが監査証跡を自動収集 4.2.2 利用者の手動によるログの記録 4.3 監査証跡のレビュー方法 4.3.1 分析システムを利用してレビュー(ペーパーレス) 4.3.2 紙でのレビュー 4.3.3 レビューのタイミング、レビュー者 4.3.3.1 試験(分析)毎のレビュー 4.3.3.1 定期的なレビュー 4.4 監査証跡レビューのポイント 5.4.1 ミスの発見 5.4.2 不正な行為の発見 5.5 監査証跡レビュー後の対応 5. 監査証跡のレビューを効率化するシステム 5.1 分析システムの実例(島津製作所 分析システムLabSolutions) 5.2 レビュー対象:レポートセット(分析台帳、監査証跡、メソッドレポート、データレポート) 5.3 レポートセットの改ざん防止 5.4 効率的な運用(ペーパーレス対応、確認漏れ防止) 5.
<「【第2部】データインテグリティの基本的事項・留意点」より抜粋> ……各国から相次いでデータインテグリティに関するガイダンスが発行され、一時はパニックのような状況であったが、ここにきてガイダンスの発行も一段落している。しかし、FDAから国内製薬企業に対して警告文書が相次いで発行されるなど、決して油断はできない。データインテグリティに対する対応はこれからである。各国のガイドラインを鳥瞰し、どの要件が自社にとって重要か、不足している取り組みは何かを評価するところから始めなければならない。これらの取組みは各ガイダンスの要件、AMGENやNOVARTISの取組み、あるいはFDAの警告文書などを参考に取組みを進めることが可能である。 WHOの査察官が“データインテグリティは信頼である”と述べている。規制当局と製薬企業との信頼、企業と社員との信頼、経営者と従業員との信頼、従業員同士の信頼、そして患者と企業との信頼。これらの全てがデータインテグリティへの取組みにつながっていく。「クオリティカルチャ」も同じである。 データインテグリティガイダンスで求められている要件への対応は確かに必要である。しかしながら、データインテグリティの取組みはそこだけではない。お互いの信頼感を高め、企業のクオリティカルチャを醸成していく、その帰結としてデータインテグリティに取り組む優れた企業文化が出来ると考えている。 データインテグリティに関する取組みは今始まったばかりである。焦らずに、しかし、スピード感をもって取り組みを進めて頂きたい。本書が多少なりともそれらの実現にお役にたてれば幸いである。
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