| 発刊日 | 2007年12月26日 |
|---|---|
| 体裁 | B5判上製本 533頁 |
| 価格(税込) | 69,300円 (税込) [ポイント還元 3,465ポイント~] 定価:本体63,000円+税6,300円 |
| 発行 | サイエンス&テクノロジー(株) 送料無料 |
| ISBNコード | ISBN978-4-903413-32-7 |
界面活性剤の選択方法と利用技術【使用目的・対象物質別】
- 発刊日2007年12月26日
- 体裁B5判上製本 533頁
- 発行サイエンス&テクノロジー(株) 送料無料
- ISBNコードISBN978-4-903413-32-7
【ご推薦の言葉】 この単行本は、界面活性剤を初めて利用しようとしている人のために書かれた基礎から応用までを網羅した総合書である。特に、界面活性剤とは何だろう?
詳しい内容は、下のタブをご覧ください。
第1章 界面活性剤について(現在の最新動向を踏まえて) 1. はじめに 2. 界面活性剤とは 2.1 界面活性剤の分類 2.1.1 アニオン界面活性剤 2.1.2 カチオン界面活性剤 2.1.3 非イオン界面活性剤 2.1.4 両性界面活性剤 2.2 合成界面活性剤の製造ルート 3. 界面活性剤水溶液の物理化学的性質 3.1 界面活性剤の構造要因とその性質・作用 3.2 界面活性剤分子の親水基/疎水性比の指標値 3.2.1 HLB方式 3.2.2 有機概念図法 3.2.3 Davies方式 3.2.4 溶解度パラメーターとHLB値 3.3 界面活性剤の溶解挙動 3.3.1 界面活性剤の溶解度曲線 3.3.2 汎用界面活性剤のクラフト点と溶解性 3.3.3 非イオン界面活性剤の曇点と溶解性 3.4 界面活性剤の分子集合状態 3.5 球状ミセル 3.5.1 臨界ミセル濃度 3.5.2 界面活性剤の吸着挙動 3.5.3 ミセル形成に対する要因 3.5.4 ESRスピンプローブ法によるミセルの分子集合状態 3.6 複合界面活性剤による機能の創製 3.6.1 anion-cation surfactantによる表面張力低下作用 3.6.2 混合界面活性剤による無機塩の溶解性向上 3.6.3 混合界面活性剤によるタンパク変性抑制効果 3.7 棒状ミセル 3.7.1 棒状ミセルの性質 3.7.2 ESRスピンプローブ法による棒状ミセルの分子集合状態 3.7.3 棒状ミセルによる「流体」制御 3.8 界面活性剤の高次分子集合体 3.8.1 液晶について 3.8.2 液晶二分子膜の分子集合状態 4. 水溶性高分子/界面活性剤相互作用 4.1 増粘作用 4.2 界面活性作用 4.2.1 界面活性高分子の化学構造と特徴 4.2.2 表面張力低下作用 4.2.3 可溶化作用 第2章 目的別に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術 第1節 乳化 〔1〕 大学研究機関の立場から 1. エマルションの特徴と不安定化機構 1.1 エマルションの種類と性質 1.2 エマルションの安定性と崩壊機構 2. 乳化剤としての界面活性剤の最適選定の基礎 2.1 界面活性剤の種類 2.2 界面活性剤の溶解挙動 2.3 水/油/界面活性剤混合系の相挙動 2.4 界面活性剤の親水性-親油性バランス(HLB) 2.5 HLB温度 (PIT : Phase-Inversion Temperature) 3. 各種乳化法と乳化重合 3.1 転相乳化法(反転乳化法) 3.2 PIT(転相温度)乳化法 3.3 D相乳化法 3.4 高内相比エマルション 3.5 乳化重合 〔2〕 企業の立場から 1. 界面活性剤の選択 2. O/Wエマルション 2.1 転相乳化法 2.2 HLB温度乳化法 2.3 D相乳化法 2.4 ナノエマルション 2.4.1 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンランダム共重合体ジメチルエーテル によるナノエマルション 2.4.2 可溶化領域を用いたナノエマルション 2.4.3 高圧ホモジナイザーを用いたナノエマルション 2.5 界面で生成する会合体を活用した乳化 2.5.1 界面活性剤-高級アルコール会合体を用いたエマルション 2.5.2 液晶乳化法 2.5.3 油/水界面で生成する液晶を利用したエマルション 3. W/Oエマルション 3.1 アミノ酸ゲル乳化法 3.2 有機変成粘土鉱物を用いたW/O乳化法 4. エマルションの応用技術 4.1 ナノエマルションの応用事例 4.1.1 ワックスナノディスパージョン 4.1.2 増粘したエマルション(乳液・クリーム)のナノ粒子化 4.2 マクロエマルション 4.3 マルチプルエマルション 第2節 分散 1. 分散工程から見た界面活性剤の作用 2. 粒子間相互作用力と分散・凝集 3. 界面活性剤の吸着と分散 4. イオン性界面活性剤の吸着とその作用 5. 非イオン性活性剤の性質とその作用 第3節 湿潤・ぬれ・浸透 1. ぬれ・湿潤 a)付着(接着)ぬれ: adhesional wetting b)浸透(浸漬)ぬれ: immersion wetting c)拡張ぬれ: spreading wetting 2. 浸透 3. まとめ 第4節 洗浄 1. 皮膚洗浄剤 1.1 皮膚洗浄の特異性 1.2 皮膚洗浄のメカニズム 1.3 皮膚洗浄に用いられる洗浄成分の種類 1.4 皮膚洗浄における選択洗浄性 2. ドライクリーニング 3. 床、壁 4. 浴室 5. 車両 5.1 鉄道車両 5.2 自動車 6. 金属、機械 第5節 柔軟 〔1〕 衣類の柔軟について 1. 柔軟仕上げ剤の種類 1.1 繊維工業用柔軟仕上げ剤と家庭用柔軟仕上げ剤 1.1.1 繊維工業用柔軟仕上げ剤 1.1.2 家庭用柔軟仕上げ剤 1.1.2.1 リンスサイクル用柔軟仕上げ剤 1.1.2.2 ドライサイクル用柔軟仕上げ剤 1.1.2.3 柔軟性付与洗剤 2. 柔軟基材の種類 2.1 従来タイプの柔軟基材 2.2 エステルタイプの柔軟基材 2.3 その他の柔軟基材 3. カチオン性界面活性剤の柔軟性能15) 3.1 カチオン性界面活性剤の疎水基の効果 3.2 カチオン性界面活性剤の機能発現メカニズム 3.3 柔軟仕上げ剤の製剤化29),30) 4. 機能性柔軟仕上げ剤 4.1 香り多様化・残香 4.2 吸水 4.3 抗菌 4.4 洗濯じわ軽減,衣類ケア 4.5 外観透明 4.6 防臭 4.7 速乾 4.8 乾燥・敏感肌用 〔2〕 毛髪の柔軟について 1. 洗浄(シャンプー) 2. 毛髪の柔軟性における界面活性剤の利用 3. ダメージ毛の修復 4. まとめ 第6節 起泡 1. 泡と分散 2. 表面・界面と泡 3. 表面張力−泡に関する表面の基本的な性質− 4. 泡の生成 4.1 泡の定義と泡立ち 4.2 泡の曲面に関するラプラスの理論 4.3 泡の生成と液に溶解している物質 4.4 有機液体系の泡立ち 5. 泡の安定性 5.1 泡の粘弾性と泡の安定性 5.2 泡膜中の廃液 5.3 泡膜を通っての気体の拡散 5.4 泡膜の界面電気的な作用 5.5 温度・蒸発と泡の安定性 5.6 粉体を利用した安定化 6. 界面活性剤と起泡性 7. 起泡性に関する評価 7.1 表面張力 7.2 起泡力の評価 第7節 消泡 1. 泡の生成と安定化 2. 消泡機構 2.1 化学的消泡とは 2.2 Bridging-Dewetting、Bridging-Stretchingメカニズム 2.2.1 進入障害と固体粒子の役割 2.3 Kulkarniのメカニズム 3. 消泡剤 3.1 有機系消泡剤の種類 3.2 シリコーン系消泡剤 3.2.1 非水系に於けるポリジメチルシロキサン(PDMS)による消泡 3.2.2 水系に於ける消泡 3.2.3 変性シリコーン 3.2.4 シリコーン消泡剤の応用 第8節 平滑・潤滑 1. 界面活性剤の定義 2. 本節での平滑性と潤滑性の定義 3. 平滑性(レベリング性) 3.1 界面活性剤中の疎水性基の選択 3.2 平滑性発現機構(1)~ 表・界面張力のコントロール 3.3 平滑性発現機構(2)~ 動的表面張力のコントロール 3.4 平滑性発現機構(3)~ 溶剤蒸発速度のコントロール 3.5 平滑性発現機構(4)~ マトリックス材料との相溶性 4. 潤滑性 4.1 潤滑性を生み出す官能基 4.2 潤滑性発現機構 4.3 含フッ素基を用いた表面改質 第9節 可溶化 1. 可溶化とミセル 2. 被可溶化物の可溶化部位 3. 界面活性剤と可溶化 3.1 界面活性剤の種類と可溶化 3.2 界面活性剤の構造と可溶化 4. 被可溶化物の構造と可溶化 5. 可溶化に及ぼす添加物の影響 5.1 アルコールの添加 5.2 多価アルコールの添加 5.3 無機塩の添加 6. 可溶化に及ぼす温度の影響 7. 可溶化の調整法 8. 可溶化量を増大させるためには 9. 可溶化の利用 第10節 帯電防止 1. 帯電防止剤への要求性能 1.1 帯電防止性能 1.2 帯電防止以外の要求性能 1.2.1 他種添加剤の機能発現 1.2.2 プラスチック本来の物性保持 1.2.3 二次加工性保持 1.2.4 安全性の確保 2. 帯電防止剤
【ご推薦の言葉】 この単行本は、界面活性剤を初めて利用しようとしている人のために書かれた基礎から応用までを網羅した総合書である。特に、界面活性剤とは何だろう? 沢山の種類があるけれどもどのように使ったら良いか? 安全性はどうなのだろうか? などと疑問を持たれている人に、高価ではあるが勧められる本である。 執筆は、大学や企業に勤める第一線の研究者達34名がそれぞれの専門の立場からなされており、例えば、第1章の「界面活性剤について」では、堀内照夫により学術的な基礎物性が項目別に分かり易く説明されている。第2章では、「目的に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術」と題して実学的に重要な界面作用をそれぞれの立場から丁寧に説明している(以後、括弧内は執筆者である)。内容に簡単に触れると、第1節 乳化を2分割し〔1〕では乳化における界面活性剤の最適選定の基礎(池田直哲、荒牧賢治)、〔2〕企業の立場から(岡本 亨)記述されている。第2節 分散(戸堀悦雄)、第3節 湿潤・ぬれ・浸透(関口範夫、田村幸永)、第4節 洗浄(嶋田昌彦、水田元就)、第5節の柔軟では、〔1〕衣類について(宮坂広夫)、〔2〕毛髪中心に(関口範夫、田村幸永)、第6節 起泡(角田光雄、大和田 薫)、第7節 消泡(曽 建任、三浦太裕)、第8節 平滑・潤滑(高野聖史)、第9節 可溶化(兼井典子)、第10節 帯電防止(喜多泰夫)、第11節 防錆剤用界面活性剤(間宮富士雄)、第12節 殺菌(松村吉信)が記述されている。第3章では、「業態別に応じた界面活性剤の選択方法と利用・調製技術」と題して、第1節 紙・パルプ(後藤至誠)、第2節 化粧品(岩井秀隆)、第3節 繊維用界面活性剤(内田重三、翠 浩二)、第4節 インキ(高尾道生)、第5節塗料(若原章博)、第6節 食品(大友直也)、第7節 医薬品業界における界面活性剤の利用法(川上亘作)、第8節 農薬(川島和夫)、第9節 ゴム・プラスチック(堀家尚文)、第10節 燃料油・潤滑油(藤田 稔)、第11節 土木・建築材料(木之下光男)、第12節 ファインセラミックスにおける界面活性剤(分散剤)およびバインダーの役割(永田公一)とそれぞれの業種別に必要な知識や情報が記述されている。さらに、第4章では、「界面活性剤含有製品の実際的な分析法」(中村正樹)、第5章では、「界面活性剤利用についての留意点—有効活用と適切な管理—」(三浦千明)が記述されており、冒頭でも申し上げたように、これから界面活性剤を利用されようとしている方には有益ではないかと思う。 −東京理科大学・理工学部 阿部正彦−
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