■1日目■ 2026年9月28日(月) 10:30~16:30<粘弾性挙動並びに時間-温度換算則の理解>
プラスチック成形品の残留応力の発生メカニズムと解放メカニズム
~粘弾性に起因する残留応力の発生と解放を予測する~
1.プラスチックの重要な基本特性
1.1 弾性・粘性・粘弾性の解釈法
1.2 弾性・粘性・粘弾性の利用法
1.3 粘弾性に伴う特異現象(クリープ挙動、緩和挙動)
2.プラスチックの力学の基礎
2.1 プラスチックに生ずる応力とひずみの解釈
2.2 粘弾性挙動と粘弾性力学モデル
2.3 応力-ひずみ関係式(構成方程式)
・応力-ひずみ関係式の誘導方法
3.粘弾性挙動に伴う残留応力の発生メカニズム
3.1 残留応力の発生要因の説明
3.2 硬化過程で生じる残留応力の発生メカニズム
3.3 冷却過程で生じる残留応力の発生メカニズム
3.4 残留応力の理論的・実験的解析法
4.時間-温度換算則の解釈とその利用法
4.1 時間-温度換算則の基礎概念
4.2 時間-温度換算則の成立の有無の確認方法
4.3 時間-温度移動因子(アーレニュウス型、WLF型)
4.4 時間-温度換算則の利用法
5.時間-温度換算則を用いた各種事象の予測法
5.1 クリープ変形の長期予測法
5.2 残留応力開放に伴う変形の長期予測法
5.3 CFRPの変形、強度の経時的変化の予測法
5.4 プラスチックの諸特性の加速試験法
6.残留応力低減の新射出成形法の紹介
6.1 GAP(Gas・Assist・Pressure:ガスアシストプレッシャー法))について
6.2 GCPを用いた射出発泡成形法、射出中空成形法、射出圧空成形法
□質疑応答□
■2日目■ 2026年9月29日(火) 10:30~16:30
高分子技術者のためのレオロジー【入門と実践活用】
~材料設計から成形加工にリサイクルまで~
~付加価値の創出とトラブル解決に活かせるレオロジーの知識と使い方~
1.レオロジーの概念
1.1 弾性と粘性の本質 -粘弾性の基本法則を理解する-
1.2 緩和時間 -緩和現象を定性的に理解する-
1.3 デボラ数 -成形加工で最も重要なパラメータ、トラブルシューティングの基礎-
2.線形粘弾性の基礎
2.1 ボルツマンの重ね合わせの原理 -レオロジーは足し算だけで大丈夫-
2.2 動的粘弾性 -難しい数式を使わずに動的弾性率を理解する-
2.3 緩和スペクトル -線形粘弾性測定の目的を理解する-
2.4 周波数依存性と温度依存性 -線形粘弾性の測定方法-
2.5 合成曲線 -構造変化の確認手法、測定できない領域の情報を得る方法-
3.成形加工に必要なレオロジー特性
3.1 牽引流と圧力流 -せん断流動の与え方-
3.2 高分子溶融体のせん断粘度 -フローカーブの読み方-
3.3 高分子溶融体が示す弾性 -スウェル比の決定因子、成形法に適した粘弾性特性とは?-
3.4 圧力差によるせん断流動 -ダイでのせん断速度を計算する、スリップ速度を評価する-
3.5 MFRの落とし穴 -MFRでは予測できない流動性-
3.6 伸長流動下のレオロジー特性 -伸長粘度成長曲線の読み方と評価法およびその重要性-
3.7 成形加工性と伸長粘度 -熱成形・ブロー成形・発泡成形性など-
3.8 伸長粘度・溶融張力の制御方法 -成形加工性の改良方法、溶融張力の評価法-
4.トラブルシューティングとレオロジー
4.1 せん断粘度と伸長粘度 -成形法と流動モード-
4.2 メルトフラクチャー -発生機構とその対策-
4.3 Tダイ成形 -ネックイン・レゾナンスの対処法、高強度化-
4.4 インフレーション成形 -外部ヘイズ、バブルの安定性向上-
4.5 目ヤニ、フィッシュアイ -発生機構と解析方法、対策-
5.レオロジーを活かした材料設計
5.1 長鎖分岐のキャラクタリゼーション
(1)希薄溶液物性による評価
(2)線形粘弾性による評価
(3)非線形粘弾性による評価
5.2 射出成形への応用
(1)成形体の構造形成
(2)成形サイクルの短縮
(3)分子量を下げずに高流動化させる手法
(4)機能性高分子の表面局在化
5.3 レオロジー改質による高性能化
(1)流動誘起結晶化と高剛性化
(2)長鎖分岐ポリマーの添加による加工改質
(3)収縮率とその異方性の制御
5.4 リサイクルレジンのレオロジー -トラブルの原因とその対策-
(1)劣化対策 ―ラジカル発生、加水分解―
(2)メルトメモリー効果 ―結晶の記憶―
(3)せん断履歴効果 ―加工履歴の記憶―
□質疑応答□