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日時・受講料
- 日時:2026年12月4日(金) 10:30-16:30
- 【オンライン受講(見逃し視聴なし)】1名 50,600円(税込)/1社2名以上同時申込の場合 1名につき 39,600円
- 【オンライン受講(見逃し視聴あり)】1名 56,100円(税込)/1社2名以上同時申込の場合 1名につき 45,100円
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統計数理研究所 統計基盤数理研究系 教授 赤穂 昭太郎 氏
セミナーポイント
■はじめに:
機械学習の実務では、十分な量の学習データを用意できるとは限りません。製造業の実験・計測データ、医療データ、顧客・市場データ、専門家による評価データなどは、取得に時間や費用がかかるだけでなく、条件の偏り、欠損、測定誤差、データ形式の不統一といった問題を含むことも少なくありません。
このような少数データ環境では、高度なモデルを導入するだけでは、安定した成果につながらないことがあります。限られたデータから有用な知見を得るためには、モデル選択や正則化だけでなく、専門知識の活用、評価方法の設計、不確実性の把握、次に取得すべきデータの選択などを一体として考える必要があります。
本セミナーでは、少数データ時の機械学習を「限られたデータで高精度な予測モデルを作る問題」だけではなく、「少ないデータ取得コストで、よりよい判断につなげる問題」として整理します。少数データに適したモデルと評価方法、ベイズ最適化・能動学習、シミュレーションや転移学習の利用、生成AI・LLMによる文書・知識活用まで、実務上の考え方を体系的に解説します。
■受講対象者:
・製造、材料、化学、医療、情報、サービスなどの分野で、機械学習やデータ分析の活用を検討している方
・実験・計測・調査・顧客データが少なく、十分な学習データを確保できずに困っている方
・機械学習モデルを作成したものの、過学習や評価結果の不安定さに課題を感じている方
・データを単に増やすのではなく、効率的に「次に取得すべきデータ」を選びたい方
・シミュレーション、専門家の知識、既存モデルなどを機械学習へ取り入れたい方
・生成AI・LLMを、文献調査、実験記録、社内文書、分析コード作成などに活用したい方
・機械学習の導入・企画・コンサルティングに携わり、技術選定や評価の判断軸を身につけたい方
・本テーマに関心のある方であれば、業種や機械学習の実務経験を問わず受講可能です
■必要な予備知識:
・機械学習やデータ分析に関する初歩的な知識があると理解しやすくなりますが、必須ではありません
・回帰、分類、訓練データ、テストデータといった基本用語は、講座内でも適宜説明します
・高度な数学、統計学、プログラミングの知識は前提としません
・特定のプログラミング言語や機械学習ソフトウェアの使用経験も必要ありません
・少数データでの予測、評価、実験計画、生成AI活用に関心のある方であれば受講可能です
■本セミナーで習得できること:
・少数データで過学習や評価の不安定さが生じる理由と、その基本的な対処方法
・少数データに適したモデル選択、正則化、交差検証、特徴量設計の考え方
・不確実性や適用範囲を考慮し、モデルの予測を安全に意思決定へ利用する方法
・ベイズ最適化や能動学習を用いて、次に取得すべきデータを効率的に選ぶ考え方
・シミュレーション、転移学習、既存データ、専門知識を活用してデータ不足を補う方法
・生成AI・LLMを文献・社内文書・実験記録・コード作成へ活用する方法と注意点
など
セミナー内容
1.少数データ時代の機械学習活用
1)少数データとは何か――件数だけでは決まらないデータ不足
2)なぜ実務では十分な学習データを集められないのか
3)実験・計測・診断・調査・専門家評価にかかるコスト
4)製造、医療、コンサルティングなどに共通する少数データ問題
5)「予測精度を高める」から「よりよい意思決定を行う」への転換
2.少数データで起こる問題と基本戦略
1)過学習――訓練データに合っていても未知データに弱い理由
2)データ数と特徴量数――次元の呪いと組合せ爆発
3)データの偏り、欠損、測定誤差、外れ値への対応
4)少数データでは単純なモデルが有効な場合
5)線形モデル、木系モデル、ガウス過程などの使い分け
6)正則化によってモデルの複雑さを抑える
7)特徴量選択・次元削減とドメイン知識の活用
8)モデル選択を精度だけで決めないための判断軸
3.少数データにおけるモデル評価と信頼性
1)訓練誤差、検証誤差、テスト誤差の役割
2)ホールドアウト法と交差検証の使い分け
3)少数データで評価結果が大きく変動する理由
4)平均スコアだけでは見落とす性能のばらつき
5)データリークと過度なハイパーパラメータ調整
6)分布シフト・外挿――学習範囲外の予測に注意する
7)予測値と不確実性を組み合わせた判断
8)説明可能性、特徴量重要度、物理的・業務的妥当性の確認
4.データを効率的に取得する
1)データを増やす前に整理すべき「何を知りたいか」
2)実験計画法と逐次的データ取得の基本
3)ランダムに集める方法と、情報量を考えて選ぶ方法の違い
4)能動学習――モデルが学ぶべきデータを選ぶ
5)ベイズ最適化――少ない試行で有望な条件を探索する
6)探索と活用のバランス
7)多目的最適化、制約付き最適化、実験失敗の扱い
8)人間の判断を含めた「学習・取得・評価」の反復ループ
5.既存知識と他のデータを活用する
1)専門家の知識や物理法則をモデルへ取り入れる
2)転移学習・事前学習によって他のデータから知識を移す
3)類似製品、類似患者、類似顧客などのデータを利用する際の注意
4)シミュレーションデータと実測データの組み合わせ
5)サロゲートモデルとデジタルツインの考え方
6)高精度・高コストデータと低精度・低コストデータの統合
6.生成AI・LLMによる少数データ活用の支援
1)生成AI・LLMが少数データ問題にできること、できないこと
2)文献、報告書、カルテ、議事録、実験ノートなどの整理
3)非構造化文書から条件・結果・根拠を抽出する
4)RAGによる社内知識・専門文書の検索と活用
5)仮説生成や実験・調査計画のたたき台への利用
6)分析コード作成、データ前処理、レポート作成の支援
7)数値データと文書データを結びつける
8)ハルシネーション、機密情報、著作権、再現性への対策
7.実務導入に向けたまとめ
1)少数データ時に確認すべき実践チェックリスト
2)モデル改善とデータ改善のどちらを優先すべきか
3)小規模な検証から始める導入ロードマップ
4)データ分析者、現場担当者、専門家、意思決定者の役割分担
5)少数データ環境で継続的に学習する仕組みの作り方
<質疑応答>
出典:株式会社情報機構(https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AD261202.php)。掲載は情報機構との提携によります。
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